「やってはいけない」ではなく「やれる方法」を考えよう!
私たちの社会にはさまざまな「ルール」が存在します。ルールは「守らなければならないもの」として行動を厳密に定められていて、それを守るのが当たり前とされています(日本人の気質には合っているのかも・・・)。
ルールを守ることは、とても大切なことであり、相手との関係性を保つために必要なことです。しかし、閉塞感が感じられる昨今、ルールに縛られすぎて、新しいことへの挑戦や自由な発想ができない、表明しづらいこともあるのではないでしょうか。
一方で、「ガイドライン」という考え方があります。ガイドラインとは、私たちが行動する時に参考にする「目安」や「方向性」を示すものです。具体的な行動をすべて厳しく規制するのではなく、一定の範囲内で自由に考え、工夫し、行動できる余地を与えてくれます。
ルールは「必ず従わなくてはいけない決まり」、ガイドラインは「自分で考えて判断するための手助け」と言えるのではないでしょうか。
市議会議員となって間もなく2年が経とうとしています。そんな中、何事にも「ルール」という名の目に見えない「前例踏襲」が横たわっていて、飛びぬけたアイデアや考えが通りにくい実感も感じています。ルール自体はこれまでの実績や経験が蓄積されたものであり、それを否定するつもりもありません、しかし、新たな社会問題・課題といった「未知」に立ち向かう時に、そのルールが足かせとなり行動が一歩遅くなる可能性もあります。
これからの日本、特に何が起こるかわからないこのご時世、縛られた「ルール」ではなく、枠の中で自由な発想が行える「ガイドライン」を活用し、自分自身で考えて行動する力が求められています。ガイドラインを基にして、自分の頭で考え、新しいアイデアを生み出し、積極的に挑戦することで、社会はもっと活力にあふれ、豊かな成長を遂げることができます。
これからの社会が目指すべきは、窮屈なルールで縛られた社会ではなく、自分の可能性を信じ、前例にとらわれず自由に挑戦できる社会ではないでしょうか。ルールではなくガイドラインを軸にして、もっと自由に、もっと突飛なアイデアが語り合える社会になってほしいと願っています。