【議会レポート】決算委員会で事業の成果や課題を確認
9月の決算委員会では、市のさまざまな事業について、その成果や課題を質疑を通して確認しました。
人口減少社会における天童市の取組み
移住・定住や婚活支援といった「人を呼び込み、つなぎとめる施策」について
移住体験ツアーや移住者への取材事業は実際に移住につながるケースも出ている一方で、広報の方法や子育て支援策との連携など、まだ工夫の余地があると感じています。また、婚活イベントへの補助については、会場費や印刷費が中心で成果が見えにくい現状を指摘し、企業や仲人役を巻き込んだ新しい取り組みの必要性を提案しました。
市民生活や健康、子育てに対する事業の成果について
市民生活の安全や子育て環境の充実について取り上げました。防犯カメラの更新状況や設置サイクルを確認し、今後の新設・増設の見通しについても質問しました。
保育士確保のための就職ガイダンスでは参加者はあっても実際に本市の保育施設への就職につながる例がまだ少なく、今後成果をどう高めるかが課題だと感じ、子育て世代向けの広報活動については、移住・定住施策との連携により、効率的に発信すべきだと指摘しました。
「健康マイレージ事業」のアプリの運用費やポイント付与の仕組みを確認したところ、ウォーキング以外にもイベント参加でポイントが得られる制度があるとの答弁でした。市民の健康意識を高めるだけでなく、企業の健康経営への動機づけにもつながる良い事業であり、今後の広がりに期待しています。
観光分野では、クアオルト事業について質問し、JRなど民間の企画では本市の史跡などを巡るウォーキングイベントへの市外からの参加者が訪れており、観光資源と健康を組み合わせた「健康ツーリズム」としての発展可能性が期待できる内容でしたが、本市資源を活用すればもっと光るコンテンツになるのではないかとも感じました。
休日部活動の地域展開について
中学校部活動の地域展開については、昨年度から週末や休日の地域移行が試行的にスタートしていることもあり、その成果や課題のついて質問を行いました。
本年度から天童市内の各中学校に部活動指導員の配置事業が始まり、その活動内容について確認したところ、教職員の負担軽減につながっているとの答弁でした。具体的には1人あたり1日9分の削減につながっているというデータも示されましたが、この数字が教職員の負担軽減につながり、それが子ども、生徒の活動に対してどのような影響や効果が得られたかまでは今後詳細な調査が必要だと感じ、次回の一般質問でさらに詳しい回答を求めたいと考えています。
人間将棋のインターネット中継について
人間将棋のインターネット配信については、現状「ニコニコ生中継(ニコニコ動画)」で配信がされていますが、プレミアム会員やあらかじめ視聴予約を行わないとタイムシフトで視聴ができない、また過去数年間の視聴者数の推移等を踏まえると、新しい配信プラットフォームの検討すべきではないかと意見しました。また、ニコニコ超会議への参加については、これまで「将棋ブース」がある縁で参加をしていた経緯があったが、近年は「コミケ」など別の場で行政が情報発信を行っている事例から、天童市でもより参加者数の多いイベントでの情報発信を検討してみてはと提案しました。
まとめ
今回の決算委員会を通じて、事業の成果や数字が見えた部分もあれば、課題が浮き彫りになった部分もありました。共通して感じたのは「もっと効果を高めるために工夫できる余地がある」ということです。市民の安全、子育て、健康、観光、教育、文化、それぞれの分野で改善を積み重ねながら、市民の暮らしに直結する施策へと進化させていくことが大切だと改めて実感しました。今後も議会での議論を通じて、より良いまちづくりにつなげてまいります。


