滋賀県での研修会が飛行機の関係で前日の飛行機しか移動手段が取れなかったため、前乗りで伊丹空港へ飛び、研修施設にチェックインまで時間があったので、京都府亀岡市にあるJ1京都サンガのホームスタジアム「SANGA STADIUM by KYOCERA(京都府スタジアム)」へ視察に行ってきました。

スタジアム前には蹴鞠の立像、さすが京都、雅どすなぁ~

 京都駅から電車で約20分、最寄りの亀岡駅から徒歩3分の立地で、駅を出るとスタジアムが眼前に現れ、テンションが上がるのを実感しました。

 3年前に完成したスタジアムは約21,000人収容可能で、ピッチと観客席の距離が近く、遠目からでもその近さを実感でき、選手の息遣いまでが聞こえてきそうな感じです。スタジアム敷地内には軽食が取れるカフェやコワーキングスペース、ボルダリング施設やキッズパーク、3on3コート、スケボーが楽しめるアーバンスポーツ施設も併設され、試合が無い日もたくさんの人がスタジアム周辺を訪れていて、活気があり賑わいを見せていました。

様々な施設を内包された賑わいを感じるスタジアムと寄付者のレリーフ

 天童市でも、モンテディオ山形が建設予定の新スタジアム構想が話題となっていて様々な声が聞こえてきますが、今回の視察を通じ感じたことは、サッカーというスポーツのグラウンドだけではなく、民間の活力を活用し、例えばスタジアム敷地や周辺に企業誘致(例えばコールセンターやサテライトオフィス、国道に近い立地的優位性、子育て世代が集まれるカフェや公園など)を伴う計画であれば人的交流や関係人口の増加、そして何よりも賃金を伴う雇用の創出が見込め、その規模によっては新たに工業団地を整備するレベルの諸々の効果が見込めるのではないかと感じました。

 現在、天童市とモンテディオ山形、そしてモンテディオ山形の大株主(広い意味で)である山形県が新スタジアム建設に関しての当事者間で、様々が話し合いが行われていると認識していますが、ぜひモンテディオ山形側からサッカー観戦だけではない上記のような付帯設備を伴った、

【試合が無い時期も多くの人で賑わい、活気に満ちた空間の提案】

があることを期待します。

『今抱える課題は共有することで乗り越えられる』

そして『その夢は共有することで大きくなる』

サポータも、モンテディオ山形も、予定地である天童市も、大株主の山形県も、全ての人みんなが

『WIn-Win-Win-Win』になれる

そう信じたくなるようなワクワクする新スタジアムが完成することを期待しています!