令和6年4月27~29日にかけ、春の山形路を県内ランナーが地域チームで縦断する駅伝イベント「山形県縦断駅伝競走大会」が行われました。

 私たち天童市議会議員は有志で、マイクロバスで移動しながら数か所のポイントで2日目の新庄~長井間の沿道応援を行ってきました。地元チームの「天童・東村山チーム」は過去2回の大会では2大会連続で総合2位となっており、悲願の総合優勝まであと一歩のところまで来ており、今年こそ総合優勝と期待が高まっていました。

 今大会期間中は、例年になく気温が高く、照り付ける日差しが各チームランナーを苦しめるコンディションでしたが、天童・東村山チームは初日4位と好位置をキープ、2日目はじりじり順位を上げ総合順位2位、最終日の3日目は前回大会まで総合11連覇中の絶対王者「南陽・東置賜チーム」とスタートから両チーム一歩も引かないマッチレースの様相。いよいよ勝負は最終区間・アンカー勝負に持ち込まれました。

 3日目は、子供の高校のPTA総会の予定が山形市内であったためゴールを見る事は半ば諦めていたのですが、道中YBCラジオ中継を聞きながら向かっていると…

「スパートをかけた南陽・東置賜チーム、その差を20mと開きました!」
「天童・東村山チーム、追いつきそうです、今並んだ!並走です、いや抜き返した!」
「レースは残り5km、勝負はまだわかりません!」

この言葉を聞いて、居ても立っても居られず、時計とにらめっこ。
『…ひょっとすると、ゴールのタイミングを見て、そこから学校に行ってもギリ間に合うかも、いや間に合うハズ!』
と、自分に都合よい「大丈夫バイアス」がかかり、向かうべきT字路でハンドルを逆に回し、一路ゴール地点の山形メディアタワー方向へ。

 ゴール付近のコインパーキングに駐車し、走ってゴール地点へ、付近は大勢の応援する人や関係者であふれ、両チームアンカーの到着を今か今かと待ちわびていました。

 そうこうしている間に、周囲がざわつきはじめ「天童・東村山!」の声、沿道はにわかにテンションがあがり、七日町方面からメディアタワーへ曲がるT字路には、天童・東村山チームのチームカラーの水色のユニフォーム姿と、3日間猛暑の中を駆け抜け、つないできた汗で色が濃くなった襷が見え、仲間が待つゴールテープに向け天童・東村山チームアンカー勢いよく走ってきました。

 結果はなんと56年振りの総合優勝!!

いつも市役所でお世話になっている職員さんやランナー、スタッフの皆さんの笑顔が見れて、私もうれしい気持ちになりました。本当におめでとうございます。

 チームの胴上げを見届けた後は、急いで高校のPTA総会へ。なんとかギリギリ間に合い(?)ました。


 余談ですが、毎年山形県縦断駅伝のラジオ中継車を運転しているのが、昔からの友人でして、ここ数年勝手にそのドライバーである友人を応援するという企画を県内各地の友人たちと勝手に行っています。

その名も「俺たちの山形県縦断駅伝」

 競技(?)ルールは、山形県縦断駅伝をYBCがYoutubeライブ中継をしているのですが、そこに県内各地の友人・仲間たちが「ドライバーさん応援映り込み」を行うという、なんともアラフィフ世代にしては稚拙なお遊び企画ですが、この年になると昔のように頻繁に会う機会も少ないため、お互いの存在確認手段として楽しく行っています。

 今大会は前述の通り、マイクロバスで複数個所を応援で回ったため、必然的に中継車への映り込み回数が増え充実した大会となりました(*^^*)。その応援対象の友人も「目立ちすぎ!!!」と無事認識してくれたようで、今後もYBCさんに怒られない程度に駅伝ランナーを応援しながら開催していきたいと思います。

もちろん、持っている旗の表はランナーとチームを応援するデザインです(^^

裏面はYoutube映り込み用にドライバーさん応援の文言(^^

(面白き事も無き世を面白く…的な?)