【コラム】目的の行動と・偶然の行動

― 人が動く理由、2つの側面 ―

日常でも、旅でも、買い物でも、人がどこかへ向かうとき、何かをするときには、2つのパターンがあります。

ひとつは「これを買いたい」「この場所に行きたい」と、明確な目的を持って動くとき。
そのときは効率や安心感、期待通りであることが重視されます。
だから案内のわかりやすさや、事前情報、スムーズな導線が大切になります。

もうひとつは、「なんとなく」「ついでに」動くとき。
そのとき私たちは、偶然の出会いや新たな発見を楽しんでいます。
雰囲気に惹かれたり、気になる看板や風景に足が止まったり。
そこでは“想定外の発見”が価値になります。

つまり、人が動く魅力は、
「目的の達成」と「偶然の発見」の循環によって生まれます。

目的で訪れた人には、思わず寄り道したくなる仕掛けを。
偶然立ち寄った人には、「次はこれがしたい」と思えるきっかけを。

「また天童に来たい」と感じてもらえるような天童、そんな街づくりのためにこれからもがんばります。

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